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「THE ENEMY BELOW」

眼下の敵
/ 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
ISBN : B0002E4FFA
潜水艦映画の白眉。とは言いすぎか。けれど子供の頃にTVで観たときに単純にその面白さに興奮したしラストには涙した。
原作は著者のD・A・レイナーの実体験に基づく小説。(未読)
物語も単純明快。謎の任務を受けたり世界を破滅から救うとかじゃなく単純に任務を遂行する。
しかしそれを動かしているのは血がかよい心もある人間。南太平洋を単独航行中のアメリカ海軍駆逐艦「ヘインズ」がレーダーで捕らえた影。それは味方艦よりイギリスの暗号を受け取る任務を帯びたUボートだった。艦長のマレルは敵の動きを読み先手を打つ。しかし敵Uボートの艦長フォン・ストルバーグも歴戦の勇士だった。ここに駆逐艦対Uボートの死闘が切って落された。
駆逐艦艦長マレルはロバート・ミッチャム。Uボート艦長フォン・ストルバーグにはクルト・ユルゲンス。
第30回アカデミー特殊効果賞を授賞しているが特撮もよく出来ている。
もちろん当時としてはだが。
追う者と追われる者の知力を尽くした戦い。今でもフェイバリットな1本だ。

by tonbori-dr | 2005-04-25 23:19 | お気に入り