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臨場と外事警察とダークナイト

ということでテレ朝刑事ドラマのヒットシリーズ「臨場」劇場版観た。

今思うと若干?な部分と過剰な演出があったけどかなりの力作で今年は刑事ドラマ映画が5本も公開される状況においてかなりのレベルだと思う。
それは「探偵はBARにいる」の橋本監督の手腕でもあるし「臨場」のキャストと客演の演技が良かったからにほかならない。あ、もちろんシリーズの脚本を担当し「遺留捜査」なども書いている尾西さんのホンも刑法39条ネタでよくあるテーマながらも過去への警鐘やいろいろ詰め込みながらもクライマックスへ収斂していく様はお見事とおもったし、なにより画面に圧倒された。原作リスペクトも入ってきてたし。かなり出し切った感がある映画だった。

とはいえ今年の刑事ドラマ映画の白眉はなんといっても外事警察。
よくぞここまであの震災も取り込んで完成させたという事と、登場人物がドラマのような立ち居地でありながらもちゃんとドラマ後をも感じさせる部分が(これは臨場、麒麟の翼(新参者)にもあったが)あったこと。そしてなによりスケールが映画的だった。というか映画ならではのフィクションをちゃんと盛り込んできたと思う。

この辺りの判定はすごく難しくて麒麟の翼や臨場がおとっていたとかそういう訳じゃなくかなり抉り方に一本腹の据わったところがあったからなかあと。
そこまでしちゃいますかと。しかしなんでこうバッティングするんだろうかなあ。でも個人的にはドラマ映画でもここまで出来るとかなり嬉しい感じではある。

そしてもう1本観てきたのがダークナイト・ライジング。
あらかさまなネタバレはしないけどちょっとだけ感想をしるしておく。
予告編の橋が落っこちるシーンを観てゴッサムってNYをモデルにしているんだねとか、落ちるところは「七番目の橋が落ちる時」だ!と思っていたんだけどなんというか長時間なのにアクションもノーランなのに(まあやっぱりノーランっぽいんだけども)体感的には2時間くらいな(実際には160分近く)映画でしたよ。

個人的にはすげえ!と思ったシーンも多々あり話も嫌いじゃないけど、納得できないところがあってそれはやっぱり前作のあのヒキからこの状況なんですかというところ。集約すればそこにつきる。
そこがどうしてもひっかかるけど内容的にビギンズ、ダークナイトがあってこそのこの作品なんでなあ…。
反対にバットマン・ビギンズが好きだぜという人にはかなり高評価と思いますのでシリーズの締めくくりをその目に焼き付けておいたほうがいいかと。

そんなこんなで2本も濃い映画でつかれましたw

by tonbori-dr | 2012-07-30 00:27 | ネタ@映画