マイノリティ・リポート短評

久しぶりのスルー映画祭り第八弾は俺様トム君とスピルバーグのジョイントで送る
マイノリティ・リポート
で、すみませんネタバレすれすれです
物語は近未来、アメリカの犯罪での殺人件数が天文学的数になったことから導入された犯罪予知システム、プレゴク。そのシステムを使って犯罪を防止する犯罪予防局を試験的に設立。2054年のワシントンDCでは殺人が犯罪予防局によって起こる筈の殺人事件が未然に防がれ殺人事件は0となった。予防局のチーフ、ジョン・アンダートンも疑問も無くそのシステムを信頼していた。彼は6年前プレゴクが導入される前に息子を誘拐されたという過去を持ち薬物に頼って心の空虚を埋めている。そんな彼が殺人を起こすとプレゴクが予知。36時間以内に見も知らない男を殺すという。一転追われる立場になった彼は真実を知ろうと大胆な行動に出る。

で初めて見たんだけれど未来都市のイメージ。マグ=レブだっけか。あれは大した物だと感心しました。確かにあんなシステムがあれば交通渋滞とかは一挙に解消だな。但しインフラを整備するのが目茶苦茶大変だと思うが
また犯罪予防局の使うパーソナルロケットパックは犯罪者が非常に少ないという前提でないと使えないなと見ていて思った。確かに強襲をかけるときには便利だがそれを狙い打ちにされるとデッドウェイトどころか非常に厄介な代物にしかなんないもの。



そんなわけで物語りは誰かが主人公を陥れそれを主人公が困難に合いながらも解き明かすという非常に古典的なストーリーを未来的なバジェットで装飾を施しているというもの。
森と海さんの「たぶん日刊【考える葦】」でのエントリー**日本では評価の低い「マイノリティ・リポート」**でのノワールというのはけだし名言だと思う。
そう古典的なサスペンスでありそこに未来の暗いイメージをつければ「マイノリティ・リポート」というわけだ。但し画面から刺すような暗さとかユートピアの裏にあるディストピアのイメージというのは一見して解りにくいけれど。(網膜スキャンが街中にあるという描写などでそういうのを感じさせようとは努力はしている)しかしトムくんがとにかく危機を脱してしまうんでいつものトムくん映画になっているなあという印象しかもたれないのではないのだろうか?それでも一体このイメージはなんなのか?プレコグとは?(あの開発者のおばちゃんが実は一番悪党じゃないかということもあるんだけれど)いうのをキーとして散りばめこういう映画を撮ることが出来るのはスピルバーグの力量だという事か。素直に感心しました。但しSF的な大棚崩しを期待した人やダークなイメージを求める人には物足りないのかもしれない。

追記 マックス・フォン・シド-は名優だと思う。が出てきた時点でこの人なんかあるなと思ってしまうのはおいらだけ??それとコリン・ファレル。なかなか良かった。この後引っ張りだこになったのもうなずける。
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by tonbori-dr | 2005-01-10 21:51 | スルー映画祭り