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TRIGUN

トライガン シャープ1
内藤 泰弘 / 少年画報社
ISBN : 478592005X
全てはここからはじまった。昔徳間書店から発行されていた少年漫画誌「少年キャプテン」そこで連載されていた漫画「TRIGUN」同誌で連載されていた「GREY」を連載していた、たがみよしひさ氏が絶賛していたとかと確か帯に書いていた記憶がある。ライフログから引っ張ったこの♯1はその分の纏めたもので♯2の全2巻。
実を言うと最初はそれほど注目していなかったのだが「軽井沢シンドローム」の頃にたがみファンだったのでその帯の文字がひっかかりとりあえず1巻を買ったのが始まり。しかし同時期にキャプテンは休刊。しかしヤングキング増刊アワーズで「TRIGUN MAXIMUM」として復活した。
最初に読んだときはガンアクションをメインにいろんなものをごった煮しているなと。
それとヴァッシュの殺さずの設定が変わっているなと感じた。
しかしSFチックな設定で好き放題な話だとそのときは正直思っていたのだがアワーズでの連載に眼を通すにつれ徐々に「コレは凄いぞ」となった。
時としてやりすぎちゃうの?というぐらいの画。そこから迫る迫力。それぞれが異彩を放つ敵役。特にGUNG-HO-GUNSのメンバーたちはそれぞれが個性的で印象深い。
貪欲なまでに膨れ上がったこの物語を引っ張るヴァッシュ。そして最大にして最狂。そして彼と最も近い者。ナイブス。彼との死闘がコアとなって今の話は進んでいる。
この話がどこに行き着くかはまだ解らない。だけどそれまでこの話を隅々まで楽しみたいと思う。

余談-本人が言うところの「インチキSF西部劇」の側面はこの初期作品に色濃くあるが今の連載でも充分感じられる。私はSFマカロニウエスタンと言いたい。その作風、画からそれが強く感じられる。スピンオフモノのウルフウッドモノというのを以前作者自身があとがきで書いていた(その後ウルフウッド外伝が上梓された)そういうのも観たい気がするが今はマキシマムに専念してほしいものである。

by tonbori-dr | 2004-12-29 21:33 | お気に入り