友よ、静かに吸え。(煙草を)『まほろ駅前多田便利軒』

ちょっとしたことで観てきましたよ、「まほろ駅前多田便利軒」。いやまあ目当ての映画、レイトが混んでたので急遽なんだけども、気にはなっていたんだよね。なんせあの「ハゲタカ」大森南朋のお兄さん大森立嗣が監督というのもあったし、あと劇場ポスターで片岡礼子さんatソトゴトが出てるというのを知ったから。

男二人のバディモノというのはある意味定番。原作モノらしいけど未読。
で、中味のほうはというと、ファンタジーな『傷だらけの天使』という印象。
ただきれいごとを並べているというだけでは無いのだけれどちょっと押しが足りないと思うのは、ここ最近ちょっとえげつないのを観ているせいかも(^^;でも現実はえげつないこともあるがこういうのもあるのかもしれない。そういう意味では絶妙なバランスをとっているとも言える。

だから押しが足りないんだけれども、多田と行天のちょっと相容れないんだけども傷を舐めあうわけでもない、ドライなのかなと思ったらちゃんと浪花節(笑)な部分が心地よかった。

あとある意味目当ての片岡さん、美味しい役だったなあ。コロンビア人って(笑)あとこの映画観るまでしんなかったけども鈴木杏ちゃんが出てて最近ちゃんと彼女の仕事を見て無かったけれど、ああ大きくなったよなあって思いましたとさ。そういえば最新公開作でこの映画にも脇でチョイと出てる高良くんと出てる映画で結構大胆なことをやってるとか。

ということでここまでだいたいツイッターでツイートしたことなんだけれどもこの「まほろ駅前多田便利軒」。なんかに似てるなと思ったらスイートな「友よ、静かに瞑れ」なんだよ!という事を最後に思いついた。

「友よ、静かに瞑れ」は80年代に沢山作られた角川映画の1本で監督は「血と骨」の崔洋一。
当時はまだまだ新進気鋭の監督さんだった。原作は北方謙三。
これも馴れ合ってるわけじゃない友の話でハードボイルドだけど浪花節な一編なんだよね。ストーリー自体に共通するところはあまりないけれど登場人物の心情とか、行動規範が似ている気がした。あまりこの「友よ、静かに瞑れ」は評価されているのを見た事が無いけれど個人的にはすごくひっかかっている映画で、梅林茂さんの音楽とともに心に残っている。それと同じ匂いを感じた。そうそうどちらも基地の町というのも大きな部分かもしれない。

それと煙草。最近では蛇蝎のように嫌われ隅に追いやられているけれど(自分自身ももう吸わなくなって…4年になるか?いや5年か。)やはりこういう映画では煙草は必要だと思う。もちろん身体には悪いよ、でもさ、だからといって煙草を吸う事を抹殺するかのような風潮にはのれない自分がいて(ちなみにおいらはエチケットを守って吸うのは容認派です。ハイ)そういうところでもこの映画の煙草の使われ方はちょっとほっとした。

ということで超オススメではないけれどなんかの拍子で観てもいいんじゃないっすか?そんな邦画でした。
ちなみに原作派のご意見は異なるかもしれませぬ(苦笑)あ、そういう意味でも両作品かぶるなー(^^;

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おまけで両作品の予告編
まずはまほろ駅前多田便利軒

なんじゃあこりゃあのシークエンスは思わず笑った。
くるりの主題歌もグッド。歌付きは結構イーっとなる口ではあるけれど、これはバッチリでした。


ひさびさに映像さがしたけどやっぱ藤さん、かっけーよ。
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by tonbori-dr | 2011-06-06 01:05 | Movie