新時代のマカロニウェスタン「マチェーテ」

なんてえのは言い過ぎかなーとは思うけど、訳ありの寡黙な男が暴れまわるっていうのはマカロニウェスタンでしょ、みたいな。

そういう感じで楽しく観れたのがこのマチェーテ。ダニー・トレホ、アメリカに悪役商会があれば完璧に筆頭なご面相。その上、ムショにもくらいこんだという。まあ酸いも甘いも噛み分けた本物のタフガイというわけだ。

しかも還暦越えてのあの肉体。鍛えてるおっさんが孫くらいの娘とラブビーム発射しまくりとかもうありえねえーって感じだけどそれはイイのだ!

でも結構シリアスな部分もあって一つは麻薬。マチェーテは元々メキシコの警官だったのだけれど麻薬組織の罠にはまって故郷を追われた。そして二つ目はマチェーテはメキシコでお尋ね者になってしまいアメリカに不法入国した。メキシコからの不法入国者はアメリカが実際に今抱えている問題。実はこの2つはセットになっているところがあり、そして今現在も進行中なホットな問題でもある。

そういう意味ではブラックスプロイテーション映画ならぬ、メックスプロイテーション映画といってた人がいた。確かにそういう側面もあるけれどベースはやはりマカロニウェスタンじゃないかなと。そこのメックスプロイテーションが合わさっていると見るべきじゃないだろうか。

というのも物語の締め方を見るとプロイテーションならばもっと別の締め方もあっただろうけどそうはしなかったから。いや中盤かなりそこを意識はしていたみたいなんだけど何故か着地点はそこにいかなかった。そこはロドリゲスの照れかなと思ったけれど、ウェイン町山さんはちょっとご立腹みたいだったwww

キャスト的にはともかくトレホに尽きるだろう。マチェーテ(原語だとマシェーテッに近かった)をぶらさげてる部分は正直、山賊(笑)だが『グラインドハウス』のフェイク予告編での(出てきたシーンも律儀に使ってる)あの活躍を観て、「コレはオモシロそうだ」と思ったのを本当に映画にしちゃったロドリゲスも偉いし、それに応えたトレホもナイスだよねという話だと思う。

あとは白人至上主義者の議員にロバート・デ・ニーロとか自警団の親玉にドン・ジョンソン。ヒロインはダブルヒロインを配して、ジェシカ・アルバにミシェル・ロドリゲス。特にミシェル姐さんは完全に分かった役なのが嬉しい(笑)個人的にはシー・シェパードに寄付したり、飲酒運転したり暴れたりといろいろ暴れん坊だけこの役柄を見たらもうそれで全部OKっすよ(笑)
他にはチーチ・マリンがトレホ叔父貴の兄貴とか(ドン・ジョンソンとの共演シーンは無いけどナッシュ・ブリッジスコンビ!)デ・ニーロの腹心でアメリカの麻薬組織の元締めブース(ジェフ・フェイヒー)の娘がリンジー・ローハンだとか。ブースが雇ったナンバー1殺し屋オシリスがトム・サヴィーニとかもオールスター感があってお得www そういえはプラネット・テラーの双子はこっちにもでてたなー。
麻薬王にはひさしぶりのメジャー復帰のスティーヴン・セガール。あくまでもセガール節www一応見せ場あり。ちょこっと腰を抜かすかもw


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とりあえず折りたたんでおきます。
でも納得できないとこがあるんだけどコレ割と観た人で良かったよと言ってる人でも結構思ってることみたい。
そうトム・サヴィーニの殺し屋、結局神父殺してからどうなったんだよ??マチェーテと壮絶な殺し合いするんかなーと思ってたんだが。もしかしてロドやん…忘れたとかwwwww
それとコレも観た人いちおうにショックを受ける話として…リンジーのお肌が荒れ荒れなのがなんともはやいろいろ思いを馳せる(苦笑)
そしてコレが一番解せないのは…パンフレットが無いという事。
最初から作ってないとか。公開されたことは嬉しい話ではあるけれどやっぱりボックスオフィスの成績がちょっと良かったので、ともかくDVDスルーのための箔付けなのかなーとうがってしまう。
それでも劇場で観れるチャンスを逃すことはないし、こういう映画にもちゃんとお客がいるよというアピールは必要じゃないかな。TV局映画いって文句言う暇あるならコレいっとけよという映画です。

マチェーテ (映画) - Wikipedia
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by tonbori-dr | 2010-11-14 23:25 | Movie