ニューオーリンズトライアル短評(DVD)

スルーした映画を観よう祭第2弾(^^;はニューオーリンズトライアル。
ちょっとネタバレかもです。
原作はジョン・グリシャムの「陪審評決」未読です
聞いたところによると原作とは訴える相手が違うそうで原作はタバコ会社(多分書かれた頃は「インサイダー」とかでも取上げられたタバコ裁判があったのでは?)ですが映画は銃製造メーカーです。証券会社で銃の乱射事件が起こり11人が死亡し犯人は自殺という事件が起こり、その未亡人が銃メーカーを相手取って訴訟を起こす。そこで銃メーカー側は伝説とまで言われる凄腕の陪審コーディネーター、フィッツを雇う。彼は大掛かりなチームを組み陪審員に選ばれた人物を調査し好ましい人物を選別(まさにヒヨコのように)し裁判を有利に運ぶプロ。対するローア弁護士はリベラルのやり手弁護士。物量とハイテク、時には違法的な手段に訴えるフィッツは裏から裁判を操ろうとし、元メーカ-側の証人を掴んでいるローア。そんな2人に謎のメッセージが。「評決を売る」ここから謎の男ニック・イースターとその協力者マーリー。3者の息詰まる駆け引きがという話。

銃規制というのは「ボーリング・フォー」のことを持ち出すでもなくわりとホットな話題で原作のタバコからこれに視点をふったのは正解かもしれないと感じた。特にフィッツを演じたジーン・ハックマンとローア弁護士のダステイン・ホフマン。原作読んでいないので原作どおりかどうかは知らないが2人ともそのキャラクターがはまっている。特に短気なしかしやり手の指揮官ぶりをやらせたらハックマンの右に出るものはいないと思った。そしてローア弁護士のホフマンも酸いも甘いもかみ分けた老練なしかし自分の中の信念を曲げない弁護士ぶりもいたについている。特に後半やつれたホフマンが弱音を吐くシーンとハックマンと対峙するシーンは名演だった。
ニック役のキューザック。味のある人で謎のある人物を好演したけどちょっと押しが足りないかな?オスカー級二人ですから(^^;でもなかなかにしぶとい演技をみせてくれた。

お話自体はアメリカの裁判制度(陪審員)があるからこそ成立する話で古くは「12人の怒れる男」などの傑作があるが今回はそれを双方の視点と中からの視点で目新しいと言えば目新しいかもしれない。ただし裁判での評決の行方よりもその周りのパワーゲームがメイン。ただし緊張感と話の運び方は良かった。少々中盤テンポがだれるけど最後までどうなるという面白さがあった。

ニューオーリンズ・トライアル 陪審評決 プレミアム・エディション
/ ジェネオン エンタテインメント
ISBN : B0002B5A7A
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by tonbori-dr | 2004-10-02 23:37 | スルー映画祭り