「半落ち」短評(DVD)

先日同じ横山秀夫氏の連作(「第三の時効」のシリーズ連作「囚人のジレンマ」)を見たのでコレをチョイス。主題歌を森山直太郎くんが歌ったことで知っている人も多いはず?「半落ち」とは警察の隠語で完全に自白した「完落ち」に対して犯行そのもの以外の行動を黙秘したり全てを自供していないこと。

物語中盤で思ったことそれは「劇場で観れば良かった!」である。
正直に言えば横山氏の原作は読んでいないのだけど警察官、検察官、記者、弁護士、裁判官が殺人犯であり被告である梶と関わることで己を見つめ直すという多層的な構造をもった作品とういうのは聞いていた。でDVDで観るとちょっとそれぞれが書き込みが物足りないと思ってしまうのである。方式はグランドホテル形式だと思うのだが(「大空港」パニックものの群像劇つかわれるやり方)どうしても出てくるそれぞれにその瞬間、気が行ってしまい本筋がぼやける、残念。ただしそれぞれが梶を中心に配されているので大きくぶれることはない。だからこそ物語の語り部を絞ってもと考えたのだがコレを映画館で観たとすればそのネームバリューのある俳優陣の豪華さと演技を映画館で観た!ということと物語の筋で感動できたと思う。あくまで個人的な感想だけど(^^;

でも生きることの意味と魂とはということを問い掛ける(あくまで問い掛けるだけにとどめている)映画だからこその感動作品に仕上がっていた。

半落ち
/ 東映
ISBN : B0001AE1WW
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by tonbori-dr | 2004-09-30 22:55 | スルー映画祭り